
岡本太郎が描いた幻の巨大壁画が復活◇
七夕の夜、東京汐留にて公開されました(TVの番組で拝見)
たまたま昨夜番組をみたのですが 2003年位からプロジェクトがくまれた壮大な岡本太郎アート復活版のようです
巨大な壁面が映し出された際にはもおびっくり
TVの画面を通してなのにものすごい迫力を感じて圧倒されて・・・
なにがなんでも実物を見てみたい
そんな衝動にかられました
《明日の神話》というタイトルの作品は
岡本太郎が1969年頃にメキシコのホテルのロビーの壁画にと制作されたもの
その時期は大阪万博の時
《太陽の塔》の制作時期と重なっているようです
「塔と対をなす」といわれた太郎の最高傑作です
でもこの作品は制作途中で依頼主の経営者が倒産し未完成のままホテルは他人の手へ・・
そしてこの壁画の行方もわからなくなってしまっていました
太郎の秘書であり、養女でありパートナーである敏子氏が太郎の死後、づっと探して続けてやっと見つかったのが2003年
メキシコシティの郊外、にて確認したそうです
作品はかなり劣悪な環境に放置されていたので、そこから、日本に作品を持ち帰り、修復し一般に公開する壮大なプロジェクトが組まれたのです
当然敏子氏が中心となって進めて行くはずだったのですが
なんと敏子氏はこの作品を発見したことを確認した後、安心したかの様に突然亡くなってしまいました
大好きな太郎のもとへ飛び立った・・そう敏子氏を知る方は話されていました
ほんの短い間のTVの紹介でしたが
とても素敵な2人の関係とこよなく太郎と作品を愛した敏子氏の思いが伝わってきて感動してしまいました
作品は原爆の炸裂する瞬間をモチーフにし、未来に対するメッセージをこめたもの
メキシコ滞在中に受けた印象からか独特の表現もありますが、おどろおどろしたようで、その中に明るい赤が何か訴えるようでもあり
とにかく実物を見てみたい
8月末まで展示しているようなので
いざお江戸に☆